この度、新規耳科用抗菌薬ENT103 について、外耳炎及び中耳炎を適応症として製造販売承認申請を行いましたのでお知らせいたします。
本製品は、「持続又は遷延する耳漏を有する中耳炎患者」を対象とした第Ⅲ相臨床試験において、中耳炎の所見である膿性耳漏を主とした臨床症状を有意に改善することが確認され、また、外耳炎に対しても炎症所見を有意に改善することが確認されております。
国内患者調査(2017年10月)によると、外耳炎及び中耳炎患者は約30万人と報告され、高齢化が進むにつれ、患者数が増加すると予測されています。
ENT103は、耳科領域において四半世紀ぶりに開発された新薬であり、耳鼻咽喉科領域において、新たな治療薬の選択肢が増えることで、外耳炎及び中耳炎の患者さんに貢献できるものと期待しております。
今後は、薬事承認、薬価収載を経て、2023年度前半の販売開始を目指しております。
当社は、今後も耳鼻咽喉科領域に特化したスペシャリティファーマとして、皆さまの三感覚の健康と豊かなライフスタイルの創生に引き続き、貢献して参ります。
以上